.NO48 大雪山(大雪高原温泉)2008.10月


大雪高原温泉は「日本一の紅葉」がみられる高原沼めぐりや大雪山登山基地の起点となっているところです。紅葉シーズンでは車両規制がされるほど大変混雑するところでも有名な紅葉のスポットでもあります。ここには一軒宿の「大雪高原山荘」と云う温泉宿があり、この宿は日本秘湯を守る会に加盟してます。例年6月上旬〜10月上旬までの営業と、休業期間が長いですが北海道では珍しい、源泉掛け流しの白濁湯の宿です。

温泉宿の周辺には、大小の沼(いわゆる「高原沼」)が点在しており、これらの沼を約3時間で一周する約7kmの木道の遊歩道が整備されています。特に、夏場から紅葉の時期にかけては、沼巡りに訪れる観光客で混雑するほどです。ただし、この一帯はヒグマの生息地帯でもあるため、ヒグマの出没により沼巡りの遊歩道が閉鎖されることも多いです。尚、温泉宿の横にある環境省の「ヒグマ情報センター」が、沼巡りコースの起点と終点となっています。遊歩道への立ち入りは入山届が必要で、時間も入山が7時から13時までで、15時までに下山することとなってます。

アクセスとしては、ル−ト39号線を大雪湖の交差点で三国峠方向に進み、ル−ト273号線から標識に従って砂利道の林道へ分岐し10kmほど行きます。林道は未舗装かつ幅も狭いです。 尚、毎年9月には道北バスの路線車両を使った高原温泉シャトルバスが運行されます。 砂利道の林道分岐点付近に大雪レイクサイトがあり、自家用車利用者はここに駐車しバスへ乗り換える事になります。時間は、 大雪レイクサイト発6時30分から13時まで、高原温泉発9時から16時まで30分間隔で運行されます。必要に応じ、臨時便もあるとか。。。

今回は、既に紅葉は終わってるようですが旭岳のような冠雪を観に訪れてみる事にしました。。。


(1) この日も、雲に覆われて時折小雨もパラついてましたが、とりあえず高原温泉ヘ向かう事にしました。・・・このトンネル、結構長いです。さすがは大雪山のトンネルですね。 


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(3) 途中にはこんな風景も。。。向こうに見える山も大雪山です。


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(5) 所々にこんな渓谷も・・・!まるで、層雲峡の渓谷を思い出します。。。


(6) この橋を渡ると、もう高原温泉も間近ですが実はこの橋はかなり老朽化していて車が何台も続けて渡れないとの事です。なので、紅葉シ−ズンには交通規制が入りシャトルバスでの運行となっているようです。。。


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(9) 高原温泉手前の道端には、こんな風に所々に積雪もありました。この辺も、結構標高があるようですね。


(10) ようやく大雪高原温泉の駐車場に到着しました。札幌からだと約4時間弱掛りました。^^


(11) ここの温泉は、泉源=自然湧出、 泉温=摂氏96度、 湧出量=毎分200リットル、 泉質=酸性硫化水素泉(緊張性低張高温泉)、 適応症=高血圧症・動脈硬化症・抹消循環障害・リウマチ性疾患・慢性中毒症(水銀、鉛、砒素など)・水虫・トリコモナス膣炎・糖尿病・湿疹・凍傷・切り傷・神経性運動障害・ 禁忌症・重度の心臓病・高度の貧血症・悪性腫瘍・進行性結核・等すべての急性疾患に効くとの事です。。。^^


(12) ここは、温泉だけではなく日本一の美しい紅葉が観られると云う事になってますが、今回はもうその紅葉も終わっているので期待は全然してません。


(13) ・・・と思ったら、嬉しい事に駐車場横にまだこんなに綺麗な紅葉が残ってました。なんとなく、儲かったような気がします。。。。^^v


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(15) 本当に綺麗ですねぇ〜!。。。


(16) 平成の初めの頃、この看板があるところをヒグマが歩いているところを撮影されてます。^^


(17) ここが駐車場直ぐ横にある、ヒグマ情報センタ−です。ここで入山する人は受付をしヒグマに遭遇した時の予備知識等々色々教えて貰います。熊に遭遇したら死んだふりをすると云うのは間違いのようですよ。熊はヘビが大の苦手との事で、長いものが嫌いらしいです。なので遭遇したらベルト等を熊の前に投げ捨てると逃げて行くらしいです。・・・そうそう、それと熊避けの鈴もお忘れなく!


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(19) 冠雪と紅葉のコラボ風景は、なかなか観られません。・・欲を云うと、紅葉の見頃に冠雪があるともっと素晴らしい風景になるんでしょうが。。。空に雲が架かっているのがちょっと残念でした。


(20) 高原荘から更に山側へ上って行くと緑岳と白雲岳ヘ行く登山道があります。緑岳ヘは4.5km白雲岳ヘは7kmもあります。そこには大小の綺麗な沼がいくつか点在しており、とても人気のスポットになってます。但し、熊も出没する可能性があるので気を付けなくてはならないですね。・・・なんと云っても、ここは自然豊かな北海道の大雪山連峰ですから。。。


(21) 上の写真の左側の道を進むとこんな場所にたどり着きます、緑岳と白雲岳ヘは結構ありますね。どうやら、キチンとした登山の用意をしてなくてはとても辿り着けそうもないですね。・・と云う事で今回は軽装なので行くのを止めておきます。。。^^


(22) これは山の上の方から温泉宿と駐車場の方向を撮ったものですが、左側に温泉の噴気が見られますね。


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(24) これは噴気口ですが、まだ大きなものもありました。


(25) 近くにいると、やはり結構な暑さを感じます。。。


(26) もう少し上がって行く事にします。


(27) 晴れてる時の山の景色は最高ですね。何と云っても空気が美味しいし清々しくて気持ちが良いです。。。


(28) なんか、見たことある形の山が見えますね。。。


(29) これは旭岳ですね。こう見ると、ここの高原温泉からは近いように見えますが実はかなり距離があります。


(30) 典型的な山の景色ですねぇ〜!・・・綺麗です。。。


(31) 登山者達がどうやら下山して来たようです。このくらいの人数だと熊と遭遇しても心強いかも知れないですね。。。^^


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(34) 高原温泉の標高は旭岳の半分以下なので、雪はあまり降らなかったようですね。でも、周りの高い山では、やはり冠雪が見られました。日本の冬は、この大雪山系の山々を始めとして訪れる事になります。この温泉も、あと数日で来年の春まで閉鎖されます。。。


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(36) それでは、天気も悪くなって来たので帰る事にします。


(37) 帰る途中にこんな湖が・・・大雪ダムがある大雪湖でしょうか?厚い雲に覆われた中で一箇所だけ日が差している光景がとても神秘的で印象深かったです。。。