.NO101 美瑛町(美瑛の丘 冬ver2)2010.2月

久しぶりのブログの更新となってしまいました。^^; 今回は冬の美瑛のアップです。

冬の美瑛は昨年も同じ2月に行ってますが、今年もあの素晴らしい雪景色が見たくなり友人と共に行って来ました。美瑛の丘の風景は、まさに美しい波状丘陵の風景で全国にその名が知られてます。日本離れしたその優れた景観は南フランスの田舎を思わせる所で、冬でも多くの観光客を魅了させてくれます。

昨年同様今回も友人と早朝から美瑛へ向かい、今年こそは朝陽に照らさせた雪景色を撮りに出かけることにしたのですが、ナビが案内してくれる道路が三箇所も雪で行き止まりになっており、今回も日の出には間に合いませんでした。予想以上にロスタイムが発生してしまうものです・・・(涙)

でも、朝陽の風景は観られなくても、美瑛には素晴らしい雪景色があります。いつもは「パッチワークの路」」方面を回ってるので、今回は「パノラマロード」方面ヘ向かいその後パッチワークの方へ向かう事にしました。パノラマロードエリアには、人気のスポットとして哲学の木・新栄の丘・拓真館・千代田の丘・三愛の丘等があります。直ぐ隣の地区には美馬牛エリアもあり、そこにはクリスマスツリーの木や美馬牛小学校・四季彩の丘パフィーの木等があります。美瑛の市街地を挟んで北西側になります。

パッチワークエリアには、親子の木・ケンとメリーの木・マイルドセブンの丘・セブンスターの木・北西の丘等がありますが、展望台がある丘は殆ど除雪がされてなく景色を見渡す事は出来ませんでした。なので、今回は丘と名の付く場所は極力避け、名だたる?人気の「木」があるスポットを中心に回って来ました。エリアは旭川富良野を結ぶ国道237号線を境に、パノラマ・美馬牛エリアとパッチワークの路エリアに分かれているので比較的解りやすいです。ここは市街地を挟んで南側になります。問題は各エリア内の道路が一部迷路のようになっている箇所があり解りづらい所もあるので、出来れば美瑛駅前にある観光案内所からマップを貰って回られる事をお勧めします。

この日の美瑛の朝の気温はマイナス19度で、その気温は日中になってもあまり上がることはなく、車から外へ10分も出ていると全身に震えを感じるような寒さでした。。。


※昨年の2月に訪れた時のブログもアップしてますので、お時間がある方はこちらの方へもアクセスし見比べてみるのも良いかも知れないですね。↓

     (美瑛の丘 冬ver1)  http://d.hatena.ne.jp/kitanodaichiphoto1/20090511/p1


     (美瑛の丘 夏ver2)   http://d.hatena.ne.jp/kitanodaichiphoto1/20090725/p1  



今回はここです↑


(1) ここは美瑛を流れている川ですが、あまりの気温の低さに川霧が発生してました。・・・まだ川の水の方が暖かいようです。。。^^;


(2) 最初にまずは、「哲学の木」ヘやって来ました。このパノラマエリアの中でも人気の場所です。哲学の木はやや斜めに立っている姿が、首を傾げて物事を考えているように見える事から名付けられたと云われてます。ここに来るのに少し迷いましたが、新栄の丘から前田真三氏のギャラリーがある拓真館の前の道を真っ直ぐに進んで行くとあります。


(3) 哲学の木は丘の上にある畑の中に立っているのですが、冬期間は雪の中に立っている感じです。ここからはバックに十勝岳連峰大雪山の山並みが綺麗に見られます。美瑛には何度も行ってますが、なかなか十勝岳連峰大雪山の全景を見られるのは少ないです。いつもは、必ず雲に隠れているので。なので、こんなに綺麗な姿を見られ、寒さも忘れて思わず感激してしまいました。


(4) 手前に見えている足跡はキタキツネのものと思われます。美瑛ではキタキツネやウサギの足跡は、沢山あちらこちらで見掛けます。


(5) この写真は時間差をおいて、夕暮れ間近に再度撮ったものですが、夕暮れ時の景色もなかなか素晴らしかったです。。。


(6) 哲学の木の次は、「「四季彩の丘」」ヘと向かいました。哲学の木ヘ向かう時に新栄の丘を通ったのですが、新栄の丘は雪が凄く店も営業はしてませんでしたが、この四季彩の丘は営業してました。四季彩の丘のロールくんも、今は雪を被りこんな姿になってました。^^;


(7) 少し逆光気味ですが、十勝岳連峰がここからも綺麗に見えました。昨年の夏も美瑛を訪れこの四季彩の丘ヘ来ましたが、そのときは十勝岳連峰の姿は雲に覆われ全然見られませんでした。この四季彩の丘だけでも、面積が7ヘクタール(東京ドーム3個分)もの広さを有し、季節によってはラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど年間約30種類の草花が、丘全体にカラフルなじゅうたんのように咲き誇る美瑛を代表する花園でもあります。園内には農産物直売所やお土産販売所、レストランなどもあり、トラクターバスで園内を巡る四季彩ノロッコ号や白樺に囲まれた花畑を一周できる貸しバギー、花畑の好きな場所に移動できる4人乗りのカートといったアトラクションもある所です。


(8) 冬期間中は花畑が雪に埋もれるので、代わりにスノーランドヘと変身します。スノーランドではスノーモービルやそりすべりなどが楽しめるようになってます。



(9) これはバナナボートを引っ張るスノーモービルのようですねぇ。


(10) これがバナナボートと呼ばれているものですが、・・・確かにバナナに似ているような・・・^^;川下りでも使えそうですが。。。


(11) こんな景色も見られます。右側に少し十勝岳連峰が見えてますが、あとは大雪山の山並みが綺麗に見えてます。この場所からは十勝岳連峰が近くに見えるので、まるで迫ってくるような迫力を感じます。・・・夏はそうでもなかったのですが。。。


(12) これは四季彩の丘の近くにある「「美馬牛小学校」です。美馬牛小学校は全国的にも塔がある小学校として有名です。美瑛も今では沢山あった小学校の数も年々少子化の影響で、現在はこの美馬牛小学校一校だけとなったとの事です。全道的にも過疎化は深刻な問題になってますが、こんなに風景の素晴らしい美瑛でも確実に人口が減って来ているようです。。。


(13) 次はこの「クリスマスツリーの木」です。じつはこのツリーの木には、「新栄の丘」周辺を走っていて偶然に遭遇しました。まぁ、今回訪れる予定になっているスポットの中には入っていたので、探す手間が省けて助かりましたが・・・^^; この木はかなり人気があります。今回は折角なので、色々と撮影して見ました。


(14)


(15) ・・・とまぁ、ここまでは普通に撮りましたが、この木の周辺には農家が一件あるだけで周りの景色が全然見えないです。位置的に高い丘の下にあるので、周りは丘だけなのです。なので、ここではこのツリーの木しか撮影は出来ません。


(16) ・・・ツリーの木の撮影を工夫するのに、わざと逆光でこんな風に撮影したりするカメラマンの方達も居ますが。。。^^


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(18) 逆光でも撮り方によっては、素晴らしい写真になったりもします。・・・私のは下手ですが。。。^^;


(19) ・・・これは普通に撮ってます。次の予定地ヘ向かう為に車に乗り込むと、タクシが一台止まり降りてきた老夫婦も二人揃って仲良く三脚を立ててました。良いですねぇ、歳を重ねてから夫婦で仲良く写真撮影とは・・・^^v


(20) これは新栄の丘から見えるカラ松林ですが、クリスマスツリーの木を撮ったあと拓真館ヘ向かうつもりで走っていると、どうやらこのカラ松林の直ぐ裏側を走っていたようで慌てて車を止め、近くまで歩いて行く事にしました。ここまでは車道から結構雪原を歩いて行く事になるのですが、気温が低い為か雪も硬く比較的歩きやすくなってます。


(21) 結構足跡が沢山あり、かなりの人がこのカラ松林ヘ向かって撮影をしていたようです。なので、出来るだけ足跡が見えない方向から撮りました。


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(23) こんな足跡も・・・。これは間違いなくうさぎの足跡ですね。・・それにしても、よく見ると前足を着いてから飛び跳ねる距離が長いですねぇ〜!


(24) 人の足跡は、こんなに沢山付いてます。なので、負けずに私も沢山残して来ました・・・^^v


(25) ここが「拓真館」です。写真家前田真三氏のギャラリーがあります。前田氏は風景写真家で、主に上高地や奥三河など、日本各地の風景を撮影してましたが、中でもこの美瑛町を中心にした丘の風景の作品で知られ、自身の作品を展示する写真ギャラリーである拓真館を設立しました。前田真三氏と美瑛のエピソードはなかなか面白いですよ。^^ 因みに、拓真館の中は写真撮影禁止になっていて、撮ると怖いお姉さんに叱られますよ。。^^


(26) これは十勝岳連峰ですが、真っ白に雪化粧した山並みはまるで直ぐ近くに聳えているような錯覚に陥ります。実際はかなり遠くの位置にあるのですが・・・



(27) 次は「「絵本の木」」ヘ向かいましたが、位置的には着いてる筈なのですが何処にも見当たりません。冬の美瑛の丘には雪がかなり積もるので、その雪の高さにより夏のようにターゲットの木を探すのは難しいです。パフィーの木も探したのですが、除雪の際にその雪が沿道高く積み上げられている為見えないのです。この写真に写っている男性は、絵本の木を雪原を歩いて探しに行って来たようですが・・・見つかったのでしょうかねぇ。。。^^;


(28) 絵本の木は諦め、今度は行き慣れたパッチワークエリアにある「マイルドセブンの丘」ヘと向かいました。ここは見慣れた景色ですが・・・


(29)


(30) ここも人の足跡が沢山付いてますねぇ・・・!夏はこの辺り一面は畑ですから、立ち入り禁止になっているのですが・・・それに、先に行ってもビューポイントは無いのですが・・・。夏は他のカメラマンの方達も、私が立っている場所に三脚を設置して写真を撮ってます。足跡をこんなに付けられると困るのですが・・・^^;


(31) 美瑛の丘の中を走る車道は、もうこんなに雪が融けてます。。。因みに、この橋の名前は美田橋です。流れている川は美田川。因みに、この場所はある思いでの場所です・・・^^;


(32) これは、今までにも何度となく撮影している「親子の木」」です。この場所も冬は雪が高くまであり、なかなか良い場所からは撮影出来ませんでした。でも、なんにも撮らないで帰るのも・・・と思い、こんな写真を撮って来ました。^^・・・何かで、こんな構図の写真を観た事があったので。。。


(33) 個人的には、この親子の木が一番好きです・・・



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(35) 次は「セブンスターの木」です。ここも除雪で沿道に雪が高く積み上げられていたので、なかなか撮影出来る場所が無く苦労しました。この木はダバコのパッケジーに使われた事でこの名前がついてます。


(36) セブンスターの木からは数枚しか写真を撮れなかったので、消化不良気味なので周辺の景色を何枚か撮影してみる事にしました。。。


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(38) 大雪山方向の景色を撮ってますが、中央の高い山は形といい位置的にも北海道の最高峰である旭岳でしょうか・・・


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(41) 結構、ここからの風景もなかなかのものですよね。


(42) そろそろ帰る時間になって来たので、最後のスポットである「「ケンとメリー」の木ヘ向かう事にしました。


(43) 今回はいつもと違い反対方向からの眺めです。この方向からだとバックに十勝岳連峰がハッキリと見えます。右側にある「ペンションケン&メリー」もなかなか様になってます。


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(45) これは近くで見掛けた名もない雑木です。^^;でも、過酷な厳寒な地にしっかり根を張り、寒さに耐えながら頑張っている姿を見ているとつい撮影したくなってしまいました。。。


(46) ここはいつも撮影してしまいますが、ペンションでしょうかぁ?未だ分からず・・・です。。。


(47) この写真は帰る途中で上富良野から撮影したものです。写っている山並みは十勝岳連峰です。今回の美瑛の旅では本当に珍しく十勝岳連峰がハッキリと見られました。写真には写ってませんがこの十勝岳連峰の左隣が大雪山になります。今回は両方の山並みがとても綺麗に見え、それだけでも来た甲斐があったと思いました。。。