.NO98 京極町(ふきだし公園の秋)2009.10月


京極(きょうごく)町は北海道の西部、羊蹄(ようてい)山の東裾に位置する人口約3,500人のまちです。標高1,898メートルの羊蹄山はその美しさから「蝦夷冨士」(えぞふじ)の名で親しまれ、人々に豊富な湧水を提供してくれます。長年の治山工事等によって整備された羊蹄山麓の森林によってはぐくまれ、山のふもとの「ふきだし公園」の湧水口からは毎日8万トンものまろやかな水が休むことなく湧き出し、天の恵みの水として町民の生活用水として利用されています。

一年を通して変わらない水温と味と水量を誇るこの水は、京極町の歴史が始まるより遥か前から湧き続けてます。昭和61年からはふきだし公園の整備が始まり、周囲の自然環境や湧水の安全性を損なわないように考慮しながら町ぐるみで環境整備に努めており、現在は毎年80万人以上の観光客が訪れてます。公園内には湧水が流れ込む大きな修景池があり、トイレ・東屋・遊歩道・つり橋・八つ橋・噴水・遊具施設や展望台が点在するほか、三十三観音像や不動明王がまつられており霊場としても知られてます。

京極町では「名水の里」として、引き続きふきだし公園の環境保全に務めるとともに、湧水を生かした地域の活性化に取り組んでおり、ミネラルウォーターを原材料とした名水コーヒーや名水酒、氷菓子などの特産品の開発を行ってます。
毎年7月に行われる「しゃっこいまつり」では水の感謝祭を始め、流しそうめん野点(のだて)、氷の宝探しなどのイベントも行われ、きれいな水と共存できるまちづくりに取り組んでる町です。

今回訪れたふきだし公園の湧水は羊蹄山の地下水が地表に湧き出したものです。 羊蹄山に降った雨と雪が地下へ浸透し数十年という歳月を経て養分を含み日本一のナチュラルウォーターとなって「ふきだし公園」に噴き出ています。 昭和60年には環境庁の「名水100選」に認定されました。認定から観光スポットとして多くの方々に下占めれています。公園内には遊歩道があり自然を楽しめるようになっています。絶えることない水はもちろん持ち帰り自由で、近郊ばかりか札幌からも定期的に通う熱心なファンも多いです。

ふきだし公園は湧水ばかりでなく水に親しむ憩いの場もたっぷり整備されています。木柵に囲われた湧水のふき出し口から、こけむした岩や緑の木々を幾筋にもなだれ下る水はせせらぎの音と共に癒しの空間を作り上げてます。また、ふきだし公園は、京極の噴き出し湧水として北海道遺産にも選定されている所でもあります。。。


今回はここです↑


(1) 支笏湖から京極町のふきだし公園ヘ向かっているところです。走っている道路は支笏湖沿いのR276。右側には支笏湖がまだ時々見えます。


(2) 日射しが差してますが、まだ上空は雲に覆われてます。時々木立の合間から見える支笏湖はかなり大きく見えます。この辺に展望台を造ると素晴らしい支笏湖の景色を眺望出来ると思うのですが。。。


(3) 美苗峠の少し手前にある駐車場です。車が何台か止まっているので、ちょっとだけ覗いて見る事にします。


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(5) 道路の真向かいにはこんな看板も・・・


(6) 向こうに展望台のような所があるので、そこから見てみようと思います。


(7) これが景色ですが・・・さすがに、標高が高くなると紅葉はもう終わってますね。残念!と云う感じですが。^^;


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(9) 大した事なかったので、再び京極町へ向かう事に・・・


(10) 途中にはいくつか羊蹄山のビューポイントがありますが、ここは最初の場所です。


(11) 今日は天気も悪い所為か全然冴えないですね。雲も架かってるし・・・


(12) 羊蹄山は円錐形の成層火山で、2003年に気象庁により活火山に指定されてます。山頂には直径700m、深さ200mの火口があり、西北西斜面にも側火口を持ってます。支笏洞爺国立公園に属していて、山頂は倶知安町喜茂別町京極町真狩村ニセコ町の五町村の境界があります。後方羊蹄山(しりべしやま)として、日本百名山の1つにもなってます。標高1,898mですから、ちょうど富士山の半分くらいの高さです。北海道にはもう一つ利尻島利尻富士と呼ばれている利尻岳がありますが、利尻岳より羊蹄山の方が約170mほど高いです。


(13) 京極町のふきだし公園ヘはこの羊蹄山の麓を走るような感じになるので、常に羊蹄山を左に見る事が出来ます。頂上は、既に冠雪してますね。


(14) 頂上が見えて来ました。今がチャンス!・・・とばかりに、何枚か撮った写真がこの写真です。^^;やはり、上空にこんなに雲が広がっていると、さすがの羊蹄山の景色も半減と云う感じですが。。。


(15) 二年ほど前の冬に同じこの場所から撮影した事がありますが、真っ白く雪化粧された羊蹄山の景色はとても素晴らしかったです。また5月の春先に見る羊蹄山は、6合目辺りから上の方だけに残雪があり本当に富士山にそっくりです。


(16) また、山腹にはキタキツネ、エゾクロテン、エゾリス、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾユキウサギなどの哺乳類も生息しており、130種類以上の野鳥がいることも確認されてます。羊蹄山に登るには、倶知安コース(半月湖から登るコース)、京極コース、真狩コース、喜茂別コースの4種類があるそうです。どのコースも登山には4時間から6時間程度かかるので、まるで北海道では大雪山の最高峰である旭岳を五合目から登るのとほぼ同じ時間を要します。9合目付近には100名収容の避難小屋があり、毎年6月中旬から10月中旬には管理人も常駐してます。


(17) この辺の紅葉は、もう終わっている感じですねぇ。。。


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(22) 天気が良いと、こんな風景もなかなか良いかも・・・


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(24) 二つ目のビューポイントです。まぁ、この辺は何処からでもビューポイントになるのですが。。。


(25) 今日みたいな曇りの日だと、ちょっと。。。^^;


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(30) ふきだし公園の駐車場に着きました。ここには、先ほどのように羊蹄山の景色を十分堪能してから到着する事になります。。。


(31) この名水プラザはカフェ・レストランです。ここの名物はなんと云っても厚切りジンギスカン定食ですね。一度食べた事がありますが、満足できる味です。。。


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(33) では、湧水口ヘ行ってみる事にします。


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(35) ・・・この吊り橋が凄い!一人だけだとあまり感じませんが、複数の人間が歩くとかなり揺れます。それも人数が多いほどその揺れが大きく感じ、まるで酔って歩いているような感じになります。^^;


(36) 吊り橋の真ん中辺りから撮った写真ですが、後から五、六人の女性も来てたので揺れてピント合わせが大変でした。その女性達も「キャ〜キャ〜」云ってましたが、こっちがキャ〜キャ〜云いたかったくらいです。わざと、もう少し揺らしてあげれば良かったかも。。。^^;


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(39) 中島が見えてますが、後で行ってみる事にします。。。


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(41) いつも思いますが、このトイレはホント変わってますね。切り株型のトイレですから・・・。材質は勿論、木ではなくコンクリートです。それにしても珍しいと云うか、・・凝ってますよね。因みに、冬期間は使用できません。。。


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(43) これは、湧水用の空ポリです。以前、ここから20l用のを三個買いました。今回は一個だけ車に積んで来てます。20lでも、水が入るとかなり重いですよ。灯油のポリ容器と同じ大きさですからね。


(44) なので、複数の持参となるとこんな感じで台車が必要になります。。。


(45) ここが湧き水の入り口になります。右側の道を下っていく事になります。


(46) この坂は結構勾配があるので、台車で上がってくるのも大変そうですが。。。


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(50) 湧水口が見えて来ました。・・それにしても、みなさんポリ容器が凄いですね。なんと云っても、ここの湧水は日本一のナチュラルウォーターと云われてますからね。。。


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(52) これは公園ふきだし口で鎮守さまとして、明王尊像を祭っているものです。


(53) ・・・しかし、いつ来てもやはり人気がありますねぇ。


(54) 東京だと1リットル200円くらいで売れますからね。・・そう云えば、最近では道内でもコンビニ等で名水として売られてますわ。^^;


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(56) ここでは、カップがいくつか備えられていて自由に飲む事も出来ます。


(57) ちょうど喉が渇いて来たので一杯飲ませて貰う事に・・・冷たくて本当にまろやかです。それに、なんとなく微妙に甘さも感じますが。。。


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(59) 夏に来ると、緑色の苔も綺麗に見えます。


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(61) 年中止まる事なく吹き出してます。とても贅沢な水飲み場です。。。


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(64) 次は先ほど吊り橋の上から見た中島があった方へ行ってみることにします。この湧水口場からは散策がてら歩いて行けます。


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(67) 少し雨がまた降って来ましたが、こんな景色も晴れているとなかなか良いのかも知れないですね。


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(73) ここには魚がいるようですが、釣ってはいけませんと云う看板が立ってました。


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(77) 今、この橋を渡って来ました。。。


(78) ・・・それにしても、本当に秋の景色ですねぇ〜!


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(81) でも、散策路が整備されているのは嬉しいです。


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(83) 上に見える橋が、先ほど渡ってきた大揺れする吊り橋です。


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(91) あの橋を渡ると中島です。。。


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(93) この橋を渡ると中島ですが・・・


(94) 中島には何も無いので、この橋を渡りお目当ての場所へ。。。


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(96) じつは、この景色を見たかったのです。。。


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(98) 今日はダメです。^^;やはり曇っている為、羊蹄山が手前の池に綺麗に映らないですね。


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(100) 残念だったので、カモが池を泳いでる写真でも撮って退散する事にします。。。^^;


(101) 本当は、晴れているとこの手前の池に羊蹄山と周りの樹木が映り、素晴らしい景色が観られたのですが。。。


(102) ・・・なかなか帰る踏ん切りがつかない・・・^^;


(103) 何枚写真を撮っても同じなので引き返す事にします。。。


(104) 中島にあるのは、この東屋だけです。。。


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(106) 再び湧水広場に戻って、この鐘を鳴らして気合いを入れることに。。。


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(108) これは、前にも撮りましたが本当に贅沢。^^


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(110) ちゃんと、北海道遺産と書かれてます。。。


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(112) ・・・随分カメラマンが増えて来ましたねぇ。引き返す途中でも何人かとすれ違いましたが。。。


(113) この右側の階段を上っていくと展望台方向になりますが、今回は時間がないのでまた来た時にでも。。。


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(118) なんとなく、人がどんどん増えて来てますね。


(119) では、帰る事にしましょう。。。


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(123) ここでは地元で採れた新鮮な野菜や果物等が販売されてます。


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(125) 京極さん男しゃく・・・これは、まだ食べた事ないです。^^;


(126) ここのそばは以前食べた事があります。味は・・・内緒。^^v


(127) この店は、最初に容器を撮った店です。・・・怖そうなおじさんにジロジロ見られながらの撮影でしたが・・・^^


(128) 今回は、羊蹄山の下に書かれているふきだし湧水口からどんどん下の方へ下がり、池の中島から橋を渡って国道周辺まで来て引き返しました。


(129) ここは第二駐車場になるんでしょうかね。湧き水を持ち帰るのなら、こちらの駐車場に車を止めた方が湧水口場には近いです。


(130) こちらの駐車場もかなり広いので止めやすいです。。。


(131) では、またあの吊り橋を渡って帰る事にします。


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