.NO13 小樽市観光スポット2008.5月


小樽という地名は、アイヌ語でオタ・オル・ナイ(砂浜の中の川の意)と呼ばれたことに由来してます。江戸期より鰊漁や鮭漁を営む人々により集落が形成され、1865(元治2)年に「村並)」となりました。1869(明治2)年、札幌に開拓使が設置されると小樽は北海道開拓の最も重要な港湾として位置づけられ1880(明治13)年には、道内で最初の鉄道が手宮と札幌間に開通しました。
 その後、小樽港は1889(明治22)年には特別輸出港に、1899(明治32)年には国際貿易港に指定され、さらに日露戦争後は南樺太の消費物資の供給地となるなど、小樽はこのころから急速に発展し、繁栄の一途をたどりました。一方、街並みの形成過程をみますと、1889(明治22)年には色内(いろない)・手宮の地先の埋め立てが完成し、この地に石造倉庫が建ち並びました。

市街地の中心も勝納(かつない)町から入船町、堺町、色内町方面に移り、回漕店、問屋、銀行などが軒を並べました。特に「北のウォール街」と呼ばれた銀行街は、明治から大正期にかけて中央の金融機が進出したもので、本道金融界の中心地として重要な役割を果たしました。このような背景の中で、色内一帯には中央の建築家の手による旧日本郵船(株)小樽支店(国指定重要文化財)、日本銀行旧小樽支店(小樽市指定有形文化財)など、近代建築が数多く建てられました。これら明治、大正、昭和初期の建造物は現在も数多く残されており、歴史や文化を今に伝え、小樽らしい街並みを形成しています。

小樽と云えば、何と云っても運河に石造りレンガ倉庫群と歴史ある建物ではないかと思います。小樽では、坂道を往くと丘からは情緒ある街並みを一望出来る港町でもあります。それに、路地裏に一歩迷い込めば懐かしい風情と沢山出逢う街です。


(1) これは、小樽の「天狗山展望台」から市内を一望した写真です。天狗山は登山やスキ−で人気の場所で、夜景も楽しめるビュ−スポットでもあります。


(2) 「JR小樽駅」です。札幌からは列車で30分くらいで小樽駅ヘ着きます。小樽駅の正面から手前の方へ真っ直ぐ下がって来ると運河に出会えます。駅は昭和9年に建設され、窓には多数のランプが並び暖かさを演出しています。かつては、石川啄木の義兄が駅長を務めていたとか。。。


(3) 「小樽運河」です。夏には、沢山の観光客が記念撮影等で賑います。また冬(2月)には町を挙げての冬のイベント「小樽雪あかりの路」の会場にもなります。


(4) 「小樽観光案内所」です。運河と同じ場所ににあるので、小樽に行けばまずここを訪れ市内の観光スポット用のパンフ等を戴いてからゆっくりと小樽観光を楽しんで下さい。小樽の街の人達はみなさん気さくで親切ですから、分からない事があれば遠慮なくどんどん聞いて下さい。^^


(5) 運河の「ガス燈」です。夕暮れ時にはガス燈にあかりが灯り、運河沿いの石造り倉庫群もライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。周囲には、石造り倉庫の内部を改装したレトロなレストランなども多いです。


(6) 「観光人力車」です。小樽運河の中心地、観光案内所も併設されている「浅草橋」を拠点に「観光人力車」がはしっています。映画のロケや、地元の穴場など、くまなく小樽の魅力を巡ってくれるそうです。料金は3,000円からとのこと。




(7) 運河向かいにある「出抜小路」です。いろいろな店が入って居り、食材は小樽近郊産の厳選素材との事です。料理は土地の味におふくろの味、目を丸くする珍品・逸品とか。その店その味の看板料理の引き立て役は、店主の語りと客同士の裸の付き合いを目指している食事処です。


(8) 「サンモ−ル−一番街」はア−ケド商店街です。札幌で云えば、狸小路にそっくり。^^直ぐ横には小樽グランドホテルがあります。


(9) 「堺町本通り」です。運河沿いの駅側の裏の通りになりますが、北一硝子や寿司屋等々色んな店が沢山密集している通りです。この通りを歩いているだけでも、なんとなく楽しくなってくるところです。


(10) 小樽運河のあたりから乗ることができる観光馬車です。これを利用して小樽の街を散策するのも良いでしょうね。



(11) 写真は、北一硝子限定の、何と6段ソフトクリ−ムです。因みに1個500円との事。その他にも、小樽ワインソフトやお好みソフト等全部で11種類くらいありました。食べ過ぎにはご注意を。。。




(12) 小樽と云えば運河、・・・その次に有名なのがこの「小樽オルゴ−ル堂」と北一硝子ですね。このオルゴ−ル堂は、他にも別館が数店堺通りに面してあります。館内はかなり薄暗く、数多くのオルゴ−ルの他にも色んな装飾品や雑貨等が販売されています。この建物は北海道有数の精米・米穀商とて知られた共成の社屋で、明治45年に建設されたもので、小樽には珍しいレンガ造りになってます。


(13) ここは「メルヘン交差点」と云うところです。オルゴ−ル堂の直ぐ向かい側にあります。カナダ製の蒸気時計が汽笛で時を告げてくれるところで、とても観光客には人気の場所です。


(14) ここは、有名な「寿司屋通り」です。通りの両側に寿司屋さんが約15店舗くらい並んでいます。余談ですが、小樽市内には寿司屋さんが150店舗くらいもあるとか。。。新鮮なネタに拘っている所為か、ちょっとお値段の方はお高いような・・・


(15) 運河沿いの道路には、駐車場も数多くありますのでお気軽に車で行けますね。因みに私がいつも利用している駐車場は運河の直ぐ横の駐車場です。駐車料金は意外と安いので、ゆっくり小樽を堪能出来ます。


(16) 向かい側はバス専用の駐車場ですが、いつ行っても観光バスが沢山止ってます。如何に小樽が人気の街なのかが分かりますね。




(17) オルゴ−ル堂と人気を二分する「北一硝子」です。北一硝子も他に複数の店舗があります。館内には、とても高価な硝子商品等が沢山あります。中には目が飛び出しそうな高価な物も・・・。^^


(18) これは、「北一ヴェネツィア美術館」です。18世紀に建てられたヴェネツィアのグラッシー宮殿を模してつくられた建物で、18世紀の貴族の居間や食堂、寝室、書斎などを再現した中に、ヴェネツィアガラスの工芸品や鏡、豪華な家具などが展示されている。また、現代ヴェネツィアガラスの巨匠がつくった噴水があるほか、ガラス作家の特別展なども行われます。


(19) ワインショップ「小樽バイン」です。ここでは小樽ワインを中心に、北海道産のワインを専門に扱うワインショップです。明治45年に建設され、窓まわりの石組みデザインなどが特徴です。外観正面は創建時とほぼ変わってないとか。


(20) ここは「日本銀行旧小樽支店」(金融資料館)です。設計は東京駅の設計で知られる辰野金吾氏らです。夜になるとライトアップされ、とても美しいです。


(21) この建物は、「旧三井銀行小樽支店」です。昭和2年に三井銀行小樽支店として建てられました。小樽で最初の鉄骨鉄筋コンクリート造の建物です。 外壁には、北米産の花崗岩が使用されています。「北のウォール街」界隈で機能してましたが平成14年に閉鎖されてます。


(22) これは、「鰊御殿旧青山別邸」です。にしん御殿は(旧青山別邸)建築費三十一万円、当時、新宿伊勢丹デパートの建築費が五十万円ほどと云いますから、この別荘の豪邸ぶりがおわかりいただけると思います。



(23) ここは桜で有名な手宮公園です。小樽港や石狩湾を眼下に見下ろす小高い丘一面に約700本の桜が咲き乱れます。


(24) 個人的なアップで申し訳ありません。このお寿司屋さんが私がちょくちょく行ってるお店です。^^運河沿いにありますからお店の選択に迷ったならこちらのお店をご利用下さい。ネタも新鮮、お値段も良心的です。。。


(25) ここは、天狗山展望台です。ここまでは天狗山の麓からロ−プウエイで上ってこられます。この展望台から観る小樽市内の夜景は絶景としか云いようがありません。是非一度機会があれば訪れてみて下さい。




(26) これは、北海道指定有形文化財である「鰊御殿」です。かつて北海道の日本海側に作られた網元の居宅兼漁業施設(番屋)です。館内には、にしん漁やにしん加工に使われた道具や、番屋で暮らした人々の生活用具や写真などを展示しています。
 

(27) ここは子供達等に大人気の「小樽水族館」です。場所は市の中心からちょっと外れた祝津と云うところにあります。北の海や川の生き物を中心に250種5000点を展示しています。人気はネズミイルカとゴマアザラシとか。。。